Outlaw WatchMaker's Daisy cutter

ミッション・インポッシブル-13

どうやらこのタイトル、しばらく続くみたい。
ホントに不可能な任務なんでしょうか(笑)
  1. 2006/11/29(水) 14:26:27|
  2. 腕時計
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ミッション・インポッシブル-12

もういい加減に大丈夫だろ...そう思い発送
することにした。何度もテスターにかけては
数値を確認し、数時間実際に装着してはまた
テスターにかけて数値を確認し、寝る前に
数値を確認し、起きたらまた数値を(笑)

実はOVHしていなかったというこの機械。
結局全部私の手が入ったことになった。かなり
苦労したが「携わった感」が増して良かった
かも知れない。大迫さんとのコラボから始まり
それはもうバラバラのヒドい状態のパーツ群を
1つの時計にしていった。ないパーツは別作し、
ダイアルの夜光入れなどは死ぬ気でやった。

そして今回はOVHをしただけではなく、リセット
が出来ないから12時間積算計・クロノグラフ針
が衝撃などでズレないように工夫を凝らした。

しかもこの時計のケースはバネ棒を入れる穴が
片方しか開いていないため、ブレスの取り外し
が非常に困難だった。それはフラッシュ・フィット
に切り欠きを新たに入れてやることで対応した。
切り欠きを入れるだけでは芸がないのでその部分
の面を取って磨いたりしてね(笑)

kin-re3.jpg

ホントは片方だけでも良かったんだけど、間違
って逆に切り欠きを入れちゃってさ、結局4ヶ所
やるハメになったんだよ(笑)

kin-re4.jpg

ブレスを外すために広角度にせざるを得なかった
フラッシュ・フィット。切り欠きを入れたことに
より、まともな角度にすることが出来るように
なった。これも少しずつ調整して、この辺でいい
だろうというところで落ち着いた。元々の精度が
あまり良くないからこれが限界なのだ。

そろそろ「ミッション・インポッシブル」のタイトル
は終わりにしたいよマジで(笑)
  1. 2006/11/27(月) 19:46:19|
  2. 腕時計
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Ref.1655-1

3針の修理依頼がきたと喜んでたら重症だった...
なんてことばかりなのがカスタム時計修理だ(笑)

今回のは止まり。まず秒針が剣スレを起こして
いる。これが止まりの原因なら楽勝なんだけど
機械を調べて落胆した。テンプは動いている
ものの、その動きは弱々しい。しかもマイクで
音を拾ってみるとそのヤバさ加減が分かる。

通常はカッチッ カッチッ カッチッと聞こえる
でしょう?でもこれはカッチカチ カッチカチ
カッチカチだもの(笑)

これはもうヒゲだとすぐ分かる。通常使用して
いてこんな故障はあり得ないんだが...

1655-B0.jpg
  1. 2006/11/26(日) 20:43:27|
  2. 腕時計
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ミッション・インポッシブル-11

kin-re2.jpg

かなりいい線まできたので実装テストをする。
今まで実装テストをしたのは輸送中にヒゲが
引っ掛ったトラブルの1回だけだ。機械単体で
テストをするとかなりいい数値なんだけど、
ケーシングをすると若干落ちる。でも所詮と
いったら何だけど5振動の機械だからね(笑)

今からNOVAのVOICEなんで時計が時計だけに
他の人に見られないようにしなきゃ(笑)
  1. 2006/11/25(土) 14:43:37|
  2. 腕時計
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ミッション・インポッシブル-10

C3PO.jpg

任務完遂した金無垢カスタム、依頼人はかなり
喜んでくれた。しかもC3-POというあだ名まで
付けてくれていて何とも微笑ましい限りだ(笑)

私は金時計は興味がないが、この時計は別格だ。
ダイアルのインデックスの再現や夜光入れは、
もはや修復というよりも作品といっていい程の
出来だと思う。金属ブレスを装着したその全体
の雰囲気は実に素晴しい。

しかし依頼者から思ってもみないようなメールが
届いた。タイトルはこうだ。

C3-POが動きません!

おいおいマジかよ...とりあえずまた送ってもらう
ことにした。それにしても原因は何だろう...
大迫さんから送られてきた機械はOVH済みのはず
だから、やはりキドメ関係か...

送られてきた時計をチェックしてみると、動力が
ちゃんと伝わっていない。輪列のどこかに何かが
引っ掛っているような感じでもない。これはもう
バラすしか手はない(笑)

kin-re.jpg

どんどんバラしていくうちに、何かおかしいと感じ
始めた。OVH済みの機械なのにどこもかしこも油が
切れている、もしくは切れかけているではないか。
早速大迫さんに連絡を取った。そして彼の返答は

その72はOVHしてませんが、なにか?(爆

いいかな?殺っちゃっても?(笑)

でもそれならそうと最初っから言ってくれっての。
結局全部バラしてOVHと。しかも組んだら組んだで
今度は振りが良すぎて振り当たりと(笑)
  1. 2006/11/23(木) 19:18:53|
  2. 腕時計
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Ref.1019-4

1019-5.jpg

ケースの形状を変更する際に参考資料となる
オリジナルのケースの形状が分かるものを
要求した。するとメールでURLが送られてきた。
早速クリックして開いてみると

あれっ…? 海外のエロサイトだ…

間違えたと思ってまたそのURLを開くと

またしてもモロ見えっ…!

おかしいと思ってそれを依頼主に問いただした。
そうしたら何だか焦って友達のせいにしてたけど、
そういうのって言い訳すればするほどですね(笑)
  1. 2006/11/22(水) 13:27:58|
  2. 腕時計
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ライブ

最近英会話を勉強してて思うことがある。
会話をするということは立派なスキルで
あるが、時計技術のそれとは違う。

同じスキルであることには変わりないが、
前者はライブであり一発勝負。後者はまず
手を付ける前に色々と考える時間的な余裕
がある。比べること自体がナンセンスかも
知れないが、こう上達が遅いとね(笑)

1ヶ月前にいとこと高級中華料理屋で会食を
した時のこと。例によってアワビの冷製に
始まり、フカヒレの姿煮や北京ダックを
バクバク食べながら(笑)愚痴をこぼした。

なかなか上手いこと上達しないんだよねぇ...

いとこは笑いながらこういった。

お前なぁ、今お前が話してる日本語を話せる
ようになるまで何年掛かったと思ってんの?(笑)


確かに(笑)
  1. 2006/11/21(火) 20:27:38|
  2. 腕時計
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Ref.1019-3

Ref.1019の今回の依頼内容は、まずラグの
形状の修正。なるべくオリジナルに近づけたい
とのこと。そしてオフセット気味に配置されて
いるダイアルをちゃんとセンターに持ってくる
こと。さらにケースの機械が入る深さの修正。
深さが合っていないから機械の巻き芯が入る穴と
チューブの位置がズレている。そのために巻き芯
が斜めになっていて不具合が生じている。

まずはケースの機械が入る深さをチェックする。
巻き芯を外してチューブの穴から中を覗いて
みると...深い。ダイアルがケースに当たる部分
が深いということだ。これが逆に浅ければこの
部分を旋盤で深くしてあげればいいんだけど、
この場合は薄い平らなリングをかますという手段
が考えられる。ただし目に見える部分なので
マニアックな人達(笑)は納得しないだろう。

他に考えられる手段はダイアルと機械の間に何か
をかまして機械だけダイアルが機械に当たる部分
からの距離を離してやるというもの。こちらの方
が見た目的にはいいだろうけどダイアルと短針の
距離が縮まるため、剣スレを起こす可能性がある。

とりあえずやってみようということで何か材料を
探してみるとちょうどいいのがあった。以前に
ダイアルに使ってみようと思っていたカーボンの
シートだ。おあつらえ向きにもうダイアルの形に
なっていてセンターに穴まで開いている(笑)

1019-4.jpg

ただこのままではかませない。ダイアルの足の部分に
合わせて穴を開けないと。ガイドを付けて少しずつ
修正しながら穴を開けていった。別に適当でもいい
のかも知れないけど、私以外の時計師に見られた時
のことを想像すると手を抜けないのだ(笑)

1019-3.jpg

装着するとこんな感じ。部分的にではなく全体的に
厚みが増しているから、当然機械のどこかに負担が
かかることはないだろう。
  1. 2006/11/19(日) 12:48:01|
  2. 腕時計
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RHODIUM ROMAN-2

3週間の時を経て日本ロレックスに引き取りに
行ってきた。それにしてもダイアル交換をする
だけで3週間ってのは(笑)

16200-2.jpg

カッコいいなぁマジで。昔はDJなんか見向きも
しなかったんだけど、これはとうとう見付けて
しまったという感じだ。従来のジジ臭いシルバー
のダイアルとは違い品がある。

一般的にロジウムって金属は馴染みが薄いと思う
けど、私が10年いるアクセサリー業界では知らない
人はいない。プラチナと同じ貴金属の部類に入るん
だけど単体で使われることはない。

主な用途はメッキで、その白さは他の金属の追随
を許さない。ジュエリーでは高価なプラチナなどは
メッキに使うと黒くなりまったく意味をなさないし、
安価なニッケルなんかはもっての他で劣化が早い。
だからこのロジウムは物凄く重宝されるのだ。
グラム単価では下手をするとプラチナよりも高い時も
あるが、用途が特殊なだけに一般的には知られて
いないというのが現状だろう。

それにしてもROLEX、なんたらマスターとか
コスモグラフとかセンスのかけらもないような
ネーミングばかりしているしている会社だなと
思ってたけど、ロジウム・ローマンだなんてよく
出来ましたねって感じだね。でもこのダイアルの
色は全然ロジウムじゃないと思うよ...ひょっと
してロジウム・ローマンって、このローマ数字の
インデックスの色がロジウムってこと?(笑)

ちなみに前に「今回の真意はただ欲しいってこと
だけじゃないんで」なんていってたけど、その
真意ってのはですね...

16200-3.jpg

ロレジウムとペア・ウォッチ風!



な?やっぱりズッコケただろ?(笑)
  1. 2006/11/17(金) 19:50:30|
  2. 腕時計
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Ref.1019-2

さて、どんなもんか開けて見てみた。確か
ミルガウスってのはムーブに蓋みたいなのが
パカッと被せられているはずだけど...

やっぱりあった(笑)

別にここまでやることはないんじゃないかと
思うんだけどね。この蓋のせいでキドメ板が
まともなの使えてないみたいだし。本来なら
機械はcal.1580だっけ?これは...

おぉ!cal.1580だっ!

1019-2.jpg

1570って彫ってある部分を切り取ってから
代わりに1580って彫ってあるプレートをハメ
込んだのだろう。それにしてもこの接着剤が
はみ出しまくりってのはどうよ?(笑)
  1. 2006/11/16(木) 20:29:55|
  2. 腕時計
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Ref.1019-1

これまた手強いのがきた。見積り次第では
諦めムードがプンプンだ(笑)

1019-1.jpg

本来ならあり得ない感じで勝手に組まれた
カスタム。こういうのを修正していくのが
一番大変なんだっての。まぁそれはいつも
のことで、見積りが通れば完璧にこなす。
ただそれだけのこと。

内容はまた後日にでも(笑)
  1. 2006/11/15(水) 23:27:56|
  2. 腕時計
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ミッション・インポッシブル-9

大迫さんが入れ忘れたリューズが届くのと
同時に風防別作の方も上がってきた。
やはりケースに合わせて作られたものだけ
あって非の打ち所がない。装着後のフォルム
も悪くないし、何より雰囲気がある。

mi2.jpg

早速巻き芯を調整していよいよケーシングだ。
キドメ板は汎用のものは全く通用しない。
前回の「悪夢のキドメ4点留め」のケースとは
逆に溝がかなり浅い。しかも地板との高さが
全く合っていないからかなり急な角度を付けた
ものにしないとならなかった。

ダイアルも若干歪んでいたからキドメである
程度プレッシャーを与えてあげないと、今度は
機械側の巻き芯の穴の位置とチューブの穴の
センターがズレて不具合が出る。

数回に渡って調整したキドメ板で留めてみる。
物理的にこれが限界なんで不具合が出るという
要素はもうないはずだ。リューズ付の巻き芯
を入れて操作してみて問題がなければ今回の
ミッションは終了間近だ。

結果リューズ操作は問題なかったけど歩度が
まるでダメ。ちょっと大迫さん、いくら何でも
+370秒は進みすぎだろっての(笑)

mi4.jpg

歩度調整をしてベゼルの位置を合わせて...

mi5.jpg

どうよ?
最初はこれ↓だったんだぜ?(笑)

g1.jpg
  1. 2006/11/13(月) 16:18:21|
  2. 腕時計
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  4. | コメント:5

Tudor Montecarlo-3

よく裏蓋にメンテナンス記録が記されている
のを目にする。傷を付けるように彫っている
ものもあれば、油性マジックで書いていたり
するものもある。

滅多にメンテナンス記録を裏蓋に記すことの
ない私だが、この時計には昨年私が油性マジ
ックで記したものが残っている。

前回「してやったり度」がかなり高かったの
だろう。今回は大したことなかったけど、
前回と同様に入れておこうということで(笑)

tudor5.jpg

この時計を見てあらためて気付く。こんなに
凝った作りのダイアルはそうそうない。画像
では分からないと思うが、各所の質感が違う。

ベゼルの色、マットグレーがベースのダイアル
に蛍光オレンジの色の使い方、日付表示の位置
、クロノグラフ針の色、インダイアルの配色...
バランスが取れていないととんでもない時計に
なるはずだが、これはお見事としかいいようが
ない。手巻きデイトナだけがクロノグラフでは
ないということを少しは認識して欲しい(笑)

tudor6.jpg

元々あんまり見かけなかったモデルだけど最近
特に見かけなくなった。数が少ないせいか価格
もかなり高騰しているみたいだし。

でもそういうこととは関係なくずっと大事にして
欲しいと思う時計の1つだねこれは。手掛けた2回
とも思い出に残るメンテナンス内容だしね(笑)
  1. 2006/11/12(日) 12:33:01|
  2. 腕時計
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  4. | コメント:0

NOVA-7

帰り際に受付で予約を入れている時のこと。
会員証を渡して入力していた講師がですね、

講師:あっ!凄ぉ〜い!
講師:あっ!ホントだ!平野さん凄ぉ〜い!

平野:えっ!?どしたの?どしたの?

1枚のチラシを差し出された。

講師:これが当たったんですよ!
講師:凄ぉ〜い!

今なら10500円で10ポイントが追加出来るという
のが当たったというのだ。

平野:そりゃお得だねぇ...っておい!(笑)

講師:平野さんは今期の分で20ポイント、
    更に来期の分で20ポイント追加出来ますよ!
講師:平野さんは現在1ポイント3000円の計算なん
    ですけど、これだと1ポイント1000円ですよ!

何だかまたやられそうな雰囲気だぞ...

平野:この前デビットカードとやらでジャキーン!と
    やったばっかだろっ!(笑)

講師:じゃあ今回もまたジャキーン!と(笑)
講師:ジャキーン!と(笑)

今回は2人がかりですよ...

平野:あっ、これ11月末までって書いてあるじゃん。
    悪いんだけど、ちょっと考えさせてね(笑) 

振り切った...初めて振り切った!
でもこれ凄くお得だから近々買っておかないと
後悔するかも知れんなぁ...

こうして地獄から抜け出せない自分を楽しんで
いる私って一体(笑)

nova1.jpg
  1. 2006/11/10(金) 12:04:47|
  2. 腕時計
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Tudor Montecarlo-2

cal.23の地板は使えないのでcal.236の地板に
また巻き芯の先端が入る筒をくっつける。
前回非常に苦労したので、今回は大先生(師匠
ではない)にやってもらうことにした。
時計師として同じ作業をやってもらってどんな
ものか見比べてみたいという気持ちが強かった
というのも理由の1つだ。

1日ですぐに手元にきたその仕上がり具合は...

tudor3.jpg

素晴しい!仕事が丁寧な上に美しいのだ。元々の
状態を再現するのではなく、後付の弱点を補った
非常に理に適ったものになっていた。無駄な部分
はなく、テーパーがかかった部分は鏡のように
磨かれていた。軍配は...大先生!みたいな(笑)

正直私なんかはたまにしか神が降臨しないような
大した時計師ではないけどこういう瞬間は非常に
楽しい。多分大先生はいつも神が降臨していると
いうより神なんだろうなと思ったりするのだ。

さて、感心ばかりしていられない。組み換え作業
とその後の作業が残っているからね(笑)

tudor4.jpg
  1. 2006/11/09(木) 13:19:25|
  2. 腕時計
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洋書&DVD

最近英会話を勉強しているということで
いとこが教材を送ってきた。おそらく
わざわざ購入したものだろう。何でこう
みんなしてプレッシャー与えるかな(笑)

book.jpg

とりあえずとっつきやすいDVDの方を観る
ことにした。3枚入りでパーツや工具の
説明から始まって分解、そして注油という
プロセスをたどるんだけどこれがまた凄い。
大好きなB級映画を観ているようだ(笑)

どんな感じで凄いのかは少しずつ紹介して
いきたいと思う。画像付きでな!(笑)
  1. 2006/11/08(水) 10:48:30|
  2. 腕時計
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ミッション・インポッシブル-8

巻き芯調整はリューズが届いてから最後にやる
として、やはり問題は針だろう。社外品である
のは分かっていたけど、いざやり始めてみると
その精度の悪さに驚かされる。

これは困難な任務なんかではなく不可能な任務だよ平野くん

まず小秒針...スカスカだ。目打ち台などを
使ってカシメていく作業に耐えられるだろうか...

結局小秒針だけで1時間以上掛かった(笑)

それにしても薄い。ハカマの肉厚が紙のように
薄いのだ。下手に内側をサラうと金属なのに
透けて見えるんじゃないかと思うくらいだ。
それでも何とかやっつけて6本の針を装着した。

mi1.jpg

夜光の気に入らなかった部分も若干修正し、
風防も別作中。任務完遂は目前だ。
  1. 2006/11/07(火) 17:57:18|
  2. 腕時計
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

ミッション・インポッシブル-7

Tudorでズッコケたから気を取り直してcal.72
の方をやることにした。届いたケースから出て
いた巻き芯には何故かゾディアックのリューズ
が付いていた(笑)

こんなもん装着されてもなぁ...そう思いながら
リューズを探してみるも見当たらない。

入れ忘れたな大迫さんめ…

早速連絡を取ったら

金のリューズって元々入ってなかったけど?(笑)

ケーシングしてもらうついでに巻き芯も調整して
おいてもらおうと思ってたからそれはない。

届いた時はチューブむき出しでした...。

おいおいおい(笑)

もしリューズ見てたら「出来の悪い社外クラウンだな...。」
って思うはずだけど、見た記憶ないけんね。


おいおい...ひょっとしたら輸送中の事故か!?

ちなみにこっちに着いた時は開封されてなかったよ。
状態は送り返した容器の中にケースと取り外された
プッシャーが別容器に入ってたけど?


ヤベぇ...マジでヤベぇ!また弁償かよ!



あっ!ごめん!ここにあった!



どうよ?(笑)
  1. 2006/11/06(月) 20:34:57|
  2. 腕時計
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3

Tudor Montecarlo-1

1年半前にやった時計の修理依頼がまたきた。
コンテンツの時計修理工房に唯一アップされて
いるTudor Montecarloだ。またリューズ操作が
出来なくなったそうだ。レア物を探し当てる
直感はまったくあてにならないが、イヤな予感
はほとんど的中する(笑)

案の定私が修理した部分がまた壊れていた。
強度的には問題なかったはず。裏押さえのネジ
が緩んで修理した部分に負荷が掛かり続けた
結果破損してしまったのだ。あの部分は裏押さえ
のネジが緩むと元々の地板の状態でも削れて
いってしまう。ネジが緩んでいくのは締め付け
トルクが足らなかったということを物語る。
せっかく苦労してやっつけたのにちょっとした
ミスが原因でまた修理しなければならない。

1年半前にやった時計ではあるが、各所バッチリ
油が残っていてあと1年半は大丈夫といった感じ
だっただけに非常に残念だ。今回は大迫さんが
交換用の地板を持っていたのでそれを使うことと
なった。送られてきた地板はまさに地板のみって
感じで耐震のバネも付いていなかった。まずは
こいつの移植をしてからだ。

tudor1.jpg

さっさとやっつけて後はもう組むだけ。地板が
届くまでに全てパーツの洗浄は終わらせてある。
一番気になっていた問題の巻き芯関係の箇所を
組んで動作確認...まったく問題なしと。

表輪列はテンプ受けを最後まで入れると止まる
というトラブルが発生したが難なく切り抜けた。
結果振り角は280度を越え、どの方向でも素晴しい
歩度だ。あとはカレンダー関係を組んでダイアル・
針を装着してケーシングして終了と。地板と同時に
金無垢カスタム・ケースとcal.72も届いていたから、
楽な方をサクサクやっつけないと。まずはカレンダー
規制レバーをピンセットでつまんでこいつを...

まさか… まさか… まさか… まさか…
ないっ…! あるべき場所に突起がないっ…!


血の気が引いた。こいつはノンデイト用の地板だ。
当然カレンダー送り車が入る窪みもない。

またやってしまった。なんでいつもいつもこう
なんだろう。手元に届いたときにチェックすれば
済むだけの話ではないか。数時間の苦労がパーだ。
今思えばこの地板、妙にツルツルでピカピカだなぁ
などと感じてはいたけど、巻き芯関係のことばかり
に頭がいってて見て見ぬふりをしていたのだ。

tudor2.jpg

一応大迫さんに連絡を取ってみた。

デイト付きだって事をすっかり忘れてたよ(爆)

だって。しかも、

ってか、組む前に気付かなかったの?(笑)

だって。まったく渡る世間は鬼ばかりですよ(笑)
  1. 2006/11/05(日) 12:30:23|
  2. 腕時計
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3

COYOTE UGLY

時計のパーツが届かなかったんでDVDを観た。
実は夕方届いたんだけどもう無理。昼間っから
飲んだくれて酔っ払ってたかんね(笑)

来年の1月に行く予定の実在するNYのナイトクラブ...
『COYOTE UGLY』だ。気合を入れて字幕なしで
観てみるも5分で挫折(笑)

結局英語字幕で観ることとなった。

coyote.jpg

1回観てる映画だからといってナメちゃダメ。
見得を張っても楽しめなきゃ時間の無駄だ。
始めて2ヵ月の英会話。NOVAの講師のセリフ
じゃないけど末永くやらないとね(笑)

観終わった感想。

英会話もそうだけどダンスもやっておかないと
日本代表として恥をかくだけかも...


誰が日本代表だって?(笑)
  1. 2006/11/04(土) 01:05:40|
  2. 腕時計
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

NOVA-6

講師:あっ、平野さんこんにちは〜!
   聞きましたよ、気合入ってますね〜!(笑)


平野:気合入ってんじゃなくてハメられたんだよ!

講師:何いっちゃってるんですかぁ(笑)
   ちゃんとプラン立てましょうね〜!(爆)




な?ハメられてるだろ?(笑)

  1. 2006/11/02(木) 20:20:51|
  2. 腕時計
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  4. | コメント:3

オリーブのドライバー

ここ最近馴染みの材料屋で中古の時計工具が
店頭に並んでいる。私の場合まず時計工具や
機器を中古で買うことはない。正直誰が使った
のか分からない工具など使う気がないからだ。

でも買わないにしてもどんなものが並んで
いるのか見たくなるってのが心情だろう。その
中で1本のドライバーが目に入ってきた。

ドライバーは技術者がすぐ認識出来るように
その径によって色が違う。オレンジから始まり
ホワイト、イエローとサイズがアップしていく
のがベルジョンでは一般的だろう。しかしその
目に入ってきたドライバーの色は所有している
中にはないオリーブ色のものだった。

driver1.jpg

何?この色のドライバー。見たことないんだけど。

いつものお姐さんに尋ねてみた。

確かそれは眼鏡の工具をセットで買った人にオマケ
で付いてきたものだったと思うけど...


これはレア物かも知れないと直感した。

早速250円で購入し、帰って汚れを落とした。
誰が使ったかも分からないドライバーだけど
レア物だから仕方がない。落とすのに物凄く
苦労した長年の手垢から推測するに、おそらく
ジジイに間違いないだろう(笑)

ピカピカになったけど先端が妙チクリンだった
から、やっぱりレア物は違うやねぇ...などと
ブツブツいいながら仕上げてみた。

どんなサイズか早速気になって手持ちのグレー
のものと比べてみた。オリーブの方が大きい...
ってことはその1サイズ上のパープルと中間かな。
そう思ってパープルと比べてみた。

driver2.jpg

同じだった(笑)

私の直感は見事に外れ、使用頻度の低いサイズの
ドライバーが1本増えただけの結果となった。
でも250円分の夢は買えたのではないだろうか(笑)
  1. 2006/11/01(水) 19:16:00|
  2. 腕時計
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

プロフィール

Kazuhide Hirano

Author:Kazuhide Hirano

一級時計修理技能士にして

アウトロー時計師の道を歩む



http://www.jwmc.org/


ご意見・ご相談はこちら
hirano@jwmc.org

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