6,7年前のことだろうか。知る人ぞ知る伝説
の(笑)ロレサイト『ROLEX THE SIDEKICK』
で私がカルロスの力を借りRef.6263完全版を
初めて世に知らしめたのは。
高騰した(当時160万円位)Ref.6263のレプ
リカを安く作りましょうということで始めたこの
企画。樹脂ケースに真空蒸着メッキという
離れ業を使って一応の完成を見たものの到底
それは実用に耐え得るものではなかった。
ちょうど以前からケース作製を試みていた
カルロスの試作ケースが出来てきた時期と
重なったこともあり、それを使用して出来損
ないの私のものは見事に完全版となったのだ。
それがきっかけとなり量産ケースに発展。
何度かバージョン・アップもさせていった
カルロスはカスタム・デイトナのパイオニア
としての地位を不動のものにしていった。
詐欺師・岩根貴光がこれに目を付けたのも
ちょうどこの時期だった。初期の量産ケース
を手掛けた彼は、あろうことか横流しをする
ようになる。以前にも書いたが彼は詐欺師と
しては三流だ。結局彼は逆に痛い目に遭うこと
となった。だが痛い目に遭ってもその痛い目を
すぐに他人に喰らわせて生き延びるところは
さすがに怪物と言わざるを得ない。
この後しばらくして二匹目のどじょうを狙う
者が現れ始めた。スペックZ以外のケースが
出回り始めたのだ。出来の良し悪しは知らない
がヤフオクではカスタムという名前でかなりの
数が出品されていた。中には業者っぽい出品者
もいたと思う。だが今はどうだ。滅多に見る
ことがなくなった。理由は簡単。無理なのだ。
所詮素人がどうこう出来るものではないのだ。
cal.72という機械。こいつはcal.7750みたいな
ものではない。現行でカチッとしているもの
とはかけ離れている。まず状態は中の下だと
思っていい。生産中止のビンテージでカチッと
している方が少ないのは当たり前だが、それが
純正のロレックスだったら話は別だ。別に学校
を卒業したての者でも楽勝だろう。
だがcal.72の場合は外装を捨てられて変造品に
使用される場合の方が遥かに多い。ドライバー
の熱処理もろくすっぽしていない素人に弄られ
変造ケースに入れられて、オリジナルの名前を
借りて取引される。まったくもって悲運の機械
としか言いようがない。そんなまともではない
経緯を辿った機械は無理なんだ。ましてや外部
からの力を利用して作動させるクロノグラフだ。
じゃあお前はどんだけ出来るんだよ?出来るさ。尾崎流の大目録だからな(笑)
随分と話は逸れたがRef.6263完全版というのは
いわば私とカルロスの歴史のようなものだ。
どういう訳か今まで組んだ2本とも手元にない
のだが(笑)、さすがに1本もないという訳に
はいかない。カルロスはすでに完全版を通り
越して別次元に行ってしまったが(笑)、私は
そういう思いで今やっつけている。
それにしてもまさかつづきがこう来るとは思わな
かっただろう。普通は検証テキスト+画像みた
いな感じなんだが、今回はいいところで画面が
パッと変わって語りに入るという『シグルイ』や
そのやり方をパクった『HUNTER×HUNTER』
みたいな感じをやってみたかったのだ(笑)
ということで本題に戻ろう。実はこのベゼル、
眠いのでつづく(爆)
- 2008/04/25(金) 01:36:29|
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やっと納品出来ます。今後は預かった状態で
テストしておかないとエラい目に遭います(笑)
今後Ref.16520が高値安定ならこういう高価な
換装カスタムはアリなんじゃないでしょうか。
基本的にはロレヲタってのは自分の時計の
相場が気になって仕方がないキチガイばかり
ですが、人気のあるプレミアモデルと違いこれ
は元に戻せば日本ロレックスでOVHしてもらえ
ますし売却する際にも買った値段で捌けること
を考えるとお得感があるカスタムといえます。
同時に納品出来ると思っていたけどダメだった
Ref.6263と並べてみました。

巻き芯がやたらと長いのはともかく(笑)、どちら
も見てくれはよし。エル・プリメロを搭載した時計
はいくつもありますが、このデザインはホントに
秀逸です。インダイアルの位置は変えられない
のでいかに間延びしないようにするか。機能なん
かよりもこういうところがロレックスの凄いところ
です。踊らされるキチガイ・ロレヲタが世界的に
多いのもなるほどうなずけるというものです(爆)
- 2008/04/15(火) 20:48:04|
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依頼人が懸念していたリューズの破損では
なかった。自動巻きの時計に比べて手巻き
の時計の方が巻き芯が折れるトラブルは
当然多い。だがそんなに頻発する類のもの
ではない。
以前に何回巻き芯を交換してもまた折れて
しまうという完全版があった。神のだ(爆)
これが純正品ならそんなトラブルはあまり
ないと思う。機械の精度の問題ではない。
cal.727だろうが汎用のcal.72だろうが関係
ない。ケースと機械のマッチング。これだ。
ケーシング後の機械の巻き芯が入る位置、
それがチューブの中心とドンピシャで合う。
それが純正品。社外ケースに汎用ムーブ。
合わない場合の方が遥かに多いに決まって
いる。多少の誤差なら問題ないかも知れ
ないが、その多少の度合いってのが時計
では大きいのだ。たまにしか動かさない
部分ならいいが、手巻きの時計は2日に1回
は動かす。しかも人の手で。
だからズレて斜めに入った状態や、その辺
の注油を怠るとこうなる。

巻き芯の入る穴の周りにビッシリと黒い
金属粉が付着している。前記の理由で
リューズを回す度に巻き芯が削れるのだ。
どこかに無理があると壊れる。時計に限ら
ず機械の部品というのはそういうものだ。
これは最後にチェックすればいいとして、折れ
てちょびっとしか出ていないリューズを回して
12時ジャストにしようとしけど動かない。引っ
掛ってやがる。分針が外れかけたインデック
スに。1回外して後で固定してやろう(笑)

ダイアルの裏を見て思った。やっぱり私のボロ
いダイアルと差し替えるのヤメたろと(爆)
12時間積算計の辺りを見てみると、何やら
ネジが落ちている。リセットハンマーのネジ
だった。原因がこれなら非常に助かる(笑)

- 2008/04/13(日) 19:12:06|
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痛んでいるところが全く見られない程度極上
の部類に入るこのcal.726。一瞬目を疑った。

地板に72とある...まさかそんなはずはない。
cal.72とcal.726では一目で違いが分かる
ポイントがあるのだ。試しにビブログラフに
かけてみる。

やっぱり6振動のcal.726だ。しかもかなり
いい数値が出ている。OVHする必要がない
と思うかも知れないが、ビブログラフ上の
数値は目安に過ぎない。油なんか切れて
いようがいい数値が出る時計もあるのだ。
それに自分の時計の機械はどんな感じか
知っておきたいから面倒でもやらないとね(笑)
傑作クロノグラフ・ムーブであるcal.72は汎用
だけあって数知れないメーカーに採用されて
きた。それゆえに6振動であっても72の刻印
が入った地板のものも混在するのは当然の
こと。まさにこれは羊の皮を被った狼といえる
のではないだろうか。
逆に726の刻印が入った5振動のcal.72も
以前見たことがある。やっとcal.726を手に
入れたから今入っているcal.72と載せ替えて
くれと私に依頼しにきたはいいけど、これは
726の刻印のcal.72だと教えてあげたら見る
見るうちに顔に縦線が入ったという狼の皮を
被った羊パターンの依頼人を思い出さずに
いられない(爆)
それにしても良かったよ。
悪いんだけど、5振動のcal.72が入ってるやつを
持っている人はもうここ見ないでくれるかな?(爆)なんて書いたばっかだからね(爆)
- 2008/04/03(木) 15:24:14|
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